金沢文庫は、歴史の教科書にもでてきますが、タイヘン有名な、鎌倉時代の武家の書庫であります。北条実時によって今から730年前に建てられています。
今では、文庫自体は、博物館となっていますが、「金沢文庫」の印が押された金沢文庫本含め13000冊の古書、手紙、古文書は、今でもそのまま残り、まさに中世の図書館といった感じです。
ちょうど明日まで奈良国立博物館に収蔵されていた太寧寺(金沢区方吹)にもと在った十二神将像が里帰り展示されるということで、足を伸ばしてみる事にしました。
称名寺は、金沢文庫と一体という感じです。中世もトンネルでつながっていたようです。実時の亡き母の供養のために建てられたものです。奈良の
西大寺とも深くかかわりがあり何か懐かしい感じもしました。何とか教えを請いたいと何度もお願いして、時の高僧がわざわざ西大寺から、やって来てくれたとのこと・・・。遠かっただろうな。ボランティアのガイドさんが、無料奉仕で色々と説明してくれました。この街自体は、なんか文庫があるからか歴史的教養と懐かしさを感じさせてくれます。そんな街だから、このようなボランティアのような人達もいるのでしょう。
称名寺庭園は、浄土の世界を写したものです。春は、桜・・・冬も雪景色が素晴らしいそうです。
山門の鎌倉時代の仁王像です。中々、力強いいい像です。
金沢文庫です。中は、宝の本の山・・・。
中世のトンネルです。お寺と文庫がつながってました。
百観音さまのお一人です。ちょうど雲の切れ間からお日様のスポットライトがあたりました。
お寺の背後の山に100体の観音様がいらっしゃいます。巡ると各地(秩父、坂東・・)を巡礼したことになります。
このお寺は、しみじみまた行ってみたいと思えるお寺でした。
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金沢文庫前を発掘した時の模型です上に見えるのが中世のトンネルです。
金沢文庫側からのトンネルです。
この観音様も宜しかったのでUp.夕方は大雨でしたが、ずぶぬれになりませんでした?
文庫に通じる新トンネルにある金沢八景の絵です。昔は、こんな風でした。称名寺の鐘の音が聞こえるとあります。
お寺の上の山からは、八景島まですぐって感じで海が望めます。
仁王さまの門の手前にこちらは、古くてよい門が、光明院の山門です。